29 October 2006

[OOD] Domain-Driven Design


Ralph Johnsonがもう何度も読み返しているというEric Evansの"Domain-Driven Design"ですが、私も最近になって積ん読になっていたものを取り出し、読み始めました。

まだ途中ですが、一言でいってすばらしい本です。OOモデリング系の仕事をしている人であれば必読だと思います。

著者はモデリングの利点と限界を良く把握しています。あくまで、開発者とドメインエキスパートとでコミュニケーションを円滑に進めるための道具(言語)としてモデリングを使うという姿勢が良いですね。いってみれば「やわらかモデル派」です。モデルなんてあまり片意地貼らずに考えて、どんどん変わって良いのです。UMLで表現できることはたかがしれているから、話し言葉による会話をたくさんしたほうがよい。デザインの本当のキモはコード中に現れると言い切っているあたりも好感が持てます。

コード生成系のMDA派の人たちがどんなふうに思うのか、興味が持たれるところではあります。