20 October 2006
[SoapCore] SoapCore 1.0リリース
つい先ほどですが、SoapCore 1.0をSqueakMapにリリースしました。
- SOAP Encodingのshared valuesにエンコーダ・デコーダともに対応
- カスタム型のエンコード対応(デコードは既に対応済み)
- document/literal形式のメッセージングに対応
- テストの書き換え(Mac, Unix, Winすべてで動作)
あたりが変更点になっています。
さらにさまざまなWebサービスへの互換性が増したといえるでしょう。
もともとSoapCoreは、とある組み込み向けの開発でWeb経由で通信できる手段が欲しく、Camp SmalltalkのSOAPプロトタイプをもとに、エイヤと1週間くらいで作ったものです。当時はORBラッパが含まれており、SoapOpera 0.2と呼んでいました。互換性も何もなく、Squeak間の通信ができればそれで良かったのです。SOAP Encodingなどという面倒なわりに今ひとつなエンコード手順は踏まず、SOAPエンベロープ内は、SqueakのシリアライズされたオブジェクトをBASE64で送るという剛毅な仕様でした。
それが徐々に汎用化に向かう方向で進化しています。0.2時代の気軽さもそれなりに好きですが、今となっては、Squeakと他の世界との数少ない架け橋として役に立っている部分もあるようです。